理事長あいさつ
郡山医療生活協同組合 理事長
桑野協立病院 院長
坪井正夫
2011年3月11日を継続し風化させないということが
私の役目と考えています。
後に「ガラパゴス3.11家」と評価を受けるかもしれないが、
それは私が一番希望する評価です。
経過をまとめて記します。
- 震災、原発事故に対して私たちは日本国憲法を盾にして対峙しました。
具体的には「患者の権利章典」「いのちの章典」の実践となり、
その中から沖縄、広島、長崎、が見えてきました。
世界各国の原発の状況が見えてきました。
平和と人権を主張しました。
- 原発事故と過去の公害事件とは同種同根のものと考えられます。
「核害」としました。
この見方からは、水俣病やイタイイタイ病、四日市ぜんそくが見えてきました。
全国各地の公害発生地域、原発立地地域の人たちと手を結びました。
- 「大量生産、大量消費、大量廃棄」という社会構造から来る
公害事件であることから「構造災害」と言えます。
現時点では、原発の脅威はその最頂点に位置し、
世界的なあるいは人類の未来を閉ざす「核兵器」の脅威と同等なものだと考えています。
これらの見方が押しつぶされ風化していくことを拒否します。
平成二十七年八月 坪井正夫