2011年4月15日(金)
3月11日、大震災直後地域に住む利用者宅への訪問により安否確認から動きました。自宅の損壊により住むことが困難になった人や家具の倒壊により片付けもままならず避難所(公民館や野球場)へ送り届けました。民生委員と同行訪問し安否確認をした人、市内に住む子供さんの家に避難をした人と様々でした。震災当日と翌日で全員の無事を確認できた時のホッとした時間もつかの間。その後は断水になり水と食事の困難な方への配給活動が市より依頼があり安否確認と合わせて食事の配達を開始しました。開成地区、くわの地区合わせて24人へ延150回(食)を配りました。民生委員や町内会長さんと連携しながら支援を行いました。突然の配給に「詐欺ではないか」と市に問い合わせをあったようです。振り返ると私たちも必死で地域回りをしていました。水、一つのパン、人の声かけ、ふれあいが人間の命をつなぐものであることを実感しました。今回の震災がきっかけで包括へつながった事例もあり毎日の生活が大変な状況にある方に支援の手が届いていないこともわかりました。今回の経験から得たものを、今後の活動に生かしていきます(記 西部包括支援センター白石好美)