2011年5月20日(金)
5月8日郡山東支部(39人)、5月14日午前桑野支部(19人)、5月14日午後三春支部(人)、5月15日すぎな支部(25人)、5月17日4支部(13人)、5月18日安積支部(24人)と学習会が開催され、講師として放射線科が奮闘しています。
放射線測定器が欲しい。家庭菜園の野菜は食べられるのか。放射線の影響が心配で、健康診断で胸部や胃レントゲン検査を受けたくない。外出の時子供は長袖、長ズボンが良いのか。家の窓を開けても大丈夫か。外に洗濯物を干してよいのか。体の内部被爆はどのくらいなのか。子供の被曝積算線量は、緊急時年間20ミリシーベルトは妥当か。同じ地域でも、図る場所で放射線測定値に開きがある。政府の言うことは信用していない。など私が参加した学習会で質問や意見が出されました。
東京電力福島第一原発で3月12日に1回目の爆発。郡山市では3月15日14時5分の放射線量が1時間あたり8.26マイクロシーベルト測定。日本では誰も経験したことのない原発事故の放射線の影響が、私たちの住んでいる環境と生活を一変させてしまいました。参加した組合員は一人一人が、放射線の健康への影響について考え、どうやって防御していけばよいのか真剣に話し合いました。安心感はなかなか得られないと思いますが、少しでも力になれたらと思います。
(記 桑野協立病院放射線科科長 中里史郎)