2011年8月18日(木)

陳情から放射線量と農作物の測定へ  =田村市支部協議会の取り組み=

 田村市支部協議会(船引、大越、滝根の3支部)の取り組みをご紹介します。
田村市は、一部が避難区域または緊急避難区域となる一方で、同じ市内でも郡山市より遥かに線量の低い地域もあり、市民間でも受け止めに大きな違いが生じています。この中で組合員を中心に、線量測定や農産物の安全性についての要望が多く出されました。田村市支部協議会はこれらの要望を


 ?市内の測定地点を増やし、放射線量のたマップを作成して公開して頂きたい
 

 ?放射線量の多い地区の耕地や住宅地の除染をして欲しい
 

 ?栽培した農作物を安心して食べられるよう測定機を各行政区に配置して欲しい
 

 ?以上の3点を、東京電力、国、県へも議会として要望して頂きたい
 

の4点のまとめ、5月末日に議会へ陳情書として提出。陳情書は6月議会で採択されました。田村市の動きは早く、測定地点を増やしたマップは全戸に配布されるとともに、7月には住民が持ち込んだ農作物の測定を行える体制を確立しました。また、夏休みに合わせて「田村市の放射線量低減対策について」と題する文書が全戸に配布され、子どもの被曝低減への取り組みが具体化されました。支部協議会の取り組みが自治体の施策に具体的に反映しています。
 

閉じる