2011年9月30日(金)

ご支援頂いた方からのメッセージをご紹介します。

093003.jpg 高峯明貴代さん (熊本県民医連 特定医療法人芳和会 くわみず病院)

 

 今回1週間という短い支援期間でしたが、何か手伝いが出来たのかなぁとつぶやくと、一人の看護師さんが「来てくれるだけでも、居てくれるだけでも嬉しいんです。」と言ってくださいました。フクシマという世界中から特別視される空間に外部からひとが入ることが現地の方にとっては嬉しい出来事なんだと感じました。この短い期間の中で坪井院長先生の講義、「放射能からママと子どもを守る」市民講座実際に放射線量測定器を持って身をもって放射能汚染を感じた体験、地域住民の方々とともに命と健康を守っていくんだという郡山医療生協の全力で取り組んでいる活動、と、とても内容の濃い経験と学習の機会を与えてくださったことに感謝いたします。これから全国の仲間と共に脱原発運動に取り組み、すべての原発の廃炉に向けてともに頑張っていきたいと思います。お忙しい中開いてくださった歓迎会、病棟での茶話会(ケーキとても美味しかったです)、職員の方々のあたたかい声かけ、本当にありがとうございました。
  最終日に半日の休みを頂き支援者3人でレンタカーを借りて宮城県塩竃市まで足を伸ばしました。車が普通に走っている幹線道路でもガードレールはひどく折れ曲がったまま、再開できていない店舗の数々、ひしゃげた車が空き地のあちこちに未だに積み上げられた状態でした。さらに海岸近くでは、道を隔てた向こう側とこちら側で被害の差が歴然で、田んぼに落ちたゴミ収集車がそのまま放置され、塩害で手付かずの田畑が広がり、屋根の落ちた家、全壊の家、異様なにおい、に言葉が出ませんでした。地震から半年が経過し、ニュースでは復興に向けた取り組みが報じられていますが、まだまだ時間がかかることを実感し、東北地方への長期の支援が必要であることを感じました。
  今回の支援期間では、愛媛医療生協の竹内さんと神戸医療生協の松浦さんの3人で行動を共にすることが多く、短い期間ながら互いに学びあい、共有し、これからも頑張っていこうという気持ちが持てる、いい仲間作りができました。郡山医療生協の方々とともに素敵な出会いでした。 今回貴重な体験をさせていただきましたこと、深く感謝いたします。 お土産にに頂いた郡山の民芸品に大喜びのわが娘です。夫も大ウケでした!

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