2011年10月 6日(木)
小田島 恵さん(茨城保健生協:城南病院)
現場から遠ざかっている自分が役に立つのかを心配しながら支援に入り、あっという間に6日間が過ぎました。
職場のスタッフ全員が学習意欲が高く、目標にむかって努力する姿勢には学ぶところが多かった6日間でした。一人一人が生協活動に理解を示し、実践していこうとする雰囲気には感心しました。
また院長先生の学習会では“医療生協の病院として、この地でなすべきことは何か”を明確に打ち出し、そのことを職員全体が決意しているということも感じることができ感銘を受けました。生協、民医連…この組織だからできる今回のこの全国からの支援と連帯は、ここ桑野に来て改めて強く感じることができ、勇気がわいてきました。
新しい仲間との出会いも新鮮で“今まで知らなかったことが不思議”と思えるほど打ちとけ、楽しい時間だったと言えます同じく支援に来た若手の仲間と話すことで、現場教育の重要性も改めて強く実感しました。
あの地震のさなか、強い揺れに恐怖をいだきつつも患者の手を握っていた現場の看護師と、その看護師に“自分のことはいいから置いて逃げろ”とジェスチャーで言ったという高齢の患者…この病棟師長の話から、お互いを思いやる看護の原点に触れることができ、心にぱっと灯がともったようでした。これからも全国の仲間とともに応援しています。ありがとうございました。