2011年10月 7日(金)

ご支援頂いた方からのメッセージを紹介します。

 100703.jpg 竹内裕子さん (愛媛:愛媛医療生協本部)
 

 一週間という短期の支援にもかかわらず、温かく受け入れていただきありがとうございました。病院に着いた瞬間外観が愛媛の病院とよく似ていたのでどこかホッとして待合室に足を踏み入れました。本当に何か役に立てるのかと不安でしたが、病棟の皆さんの包み込むような温かさの中仕事をさせていただくことができました。
 院長先生には支援者のためにと震災後からこれまでの取り組みや放射線被害について話を聞かせていただきました。愛媛にも伊方原発があります、もっともっと真実を学び脱原発の運動を盛り上げて行かなければと強く感じました。佐藤部長から看護師が誰一人やめずに桑野協立病院を支え続けているという話を聞いた時は胸が熱くなりました。日々の医療や看護の中身がそうさせているだろと思うと頭が下がる思いでした。
 病棟では震災当日の事を聞かせていただきました。「もうだめかもしれない」と覚悟したと、その後の停電、断水、そんな中で全国からの支援には本当に感謝、感謝ですと。仲間がいると言う事が本当に勇気を産み出す力になるという直接の声を皆さんから聞かせていただき私達の方が励まされました。支援中、半日勤務の時、他県から支援に来られていた高峯さんと松浦さんと一緒に宮城まで行きました。台風15号の影響もあってか海岸近くは浸水しているところもありました。のどかな田園地帯だったろうと思われるところも車は放置され雑草は伸び放題。半壊した家屋がところどころに残っており「ここで生活していた人は・・・」と考えると言葉がありませんでした。
 地震、津波の被害だけでなくその後の原発の問題と毎日向きあいながら、生まれ育った郡山でこれからも踏ん張っていこうとしておられる皆さんから、大切にしなければならない事大切にしなければならない物を教えていただいたような気がします。本当にありがとうございました。
 まだまだいろいろなかたちでの支援が必要だと思います。郡山での貴重な体験を周囲の人たちに伝えながらできる事を続けて行きたいと思います。
 

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