2011年10月24日(月)

ご支援頂いた方からのメッセージをご紹介します。

102403.jpg 森 聖美 (医療生協さいたま本部)


 10年ぶりの1日中、病棟で看護する時間でした。患者さんに真剣に向き合う楽しい日々でしたが、日頃の鍛え方が悪く2日目からすでに全身筋肉痛に見舞われました。反省しています。
 病棟スタッフの皆様は、とても穏やかに患者さん1人1人に向き合っておられ、私も穏やかな気持ちで患者さんに関ろうと思えました。たけさんをはじめとするCチームの患者さんたちは快方に向かっていますでしょうか。100才をこえてなおしっかり食事がとれるTさんもお元気してますか?ときどきおもいだしては、あっという間だった日々に思いをはせています。
 しかし、姿が見えない放射線・原発との闘いには、胸がつまる思いがしました。それは、休憩室に貼付されている他生協からの支援ニュースやスタッフのみなさんの会話でのキャンプの話からもわかりました。院長先生の支援者むけ講演で「憲法で保障された生存権のたたかいである」は、本当にそう思いました。子どもたちには定期的に放射線の低い地域で過ごす日をつくり、体内のセシウム等の蓄積を減少させている取り組みに北陸・甲信越の生協の企画で協力していることは素晴らしいと感じました。なぜこんな思いをさせられるのか再度怒りを覚えましたし、福島の皆さんは、もっともっと怒りをあらわにしてもいいと思います。
 3・11の院長先生が危うしだった話やベッドから動けない患者さんが手を握って励ます看護師に手を外して向こうへ逃げてくれとのジェスチャーの話など貴重な体験を聞かせていただきました。
まだ地震の爪痕もまだ残る市街地やその前の週の台風による浸水被害なども駅への往復のとき垣間見ましたが、一見以前の姿を取り戻しているようにみえても、決してそうではないこともわかりました。支援者が若くなく、お役にたてたかどうかわかりませんが、これからも私ができることは何かを模索していく日々になると思います。

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