2011年11月 2日(水)

脱原発の意志を示した10・30福島集会。しかし、その道は平坦なものではありません。

 10,000人を超える参加で“脱原発”の意志を示した「なくせ!原発10.30集会」。参加者はそれぞれに“脱原発”へ向けての想いを強くしました。しかし…、
 翌日の新聞では、赤旗が1面トップで報道しましたが、全国紙では記事は見当たらず、地元紙も、3面に小さな記事で掲載されている程度でした。福島民友の1面写真入りの記事は「市民マラソン」の記事。記事の扱いは、それぞれの報道機関の考え方ですが、地元紙でさえ、“脱原発”を願う10,000人集会は、市民マラソンよりも小さな扱いに止まっています。ニュースとしての価値が低いという評価の様です。
 野田内閣は、ベトナムへの原発の輸出に正式に調印し、既存の原発も再稼働の準備を進めています。脱原発への市民の動きについては、マスコミが必ずしも十分な情報提供を行わない状況の下、少しでも私達の運動が停滞すれば、原発再稼働を求める勢力の巻き返しが本格化します。“脱原発”と“廃炉”を実現する道は、決して平坦ではありません。
 マスコミと原発報道については、斎藤貴男氏の「民意のつくられかた」(岩波書店)が参考になります。

 

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