2011年11月 4日(金)
「娘家族が県職員を辞めてこどもと一緒に新潟に転居避難しています。」集会に向かう車中で聞いたお話です。同じ小学校区の方なので大変大変ショッキングでした。こおりやまで子どもを産み、育て、働き、家族や地域の方々と暮らしていくことが当たり前でなくなったことは、今もこらえ切れない怒りでいっぱいです。参加者それぞれに事情や気持ちを抱えているのだろうと思いました。
集会で印象に残ったことは、医療生協・民医連はじめ全国の参加者と一体感をもてたこと。今の除染予算が数億円で全く足りない一方で、原発核燃料サイクル計画に充てる原発埋蔵金が5兆円近くもあること。共産党はこれを除染に活用することを国会で要求していること。制服向上委員会の『ダッ!ダッ!脱原発の歌』が頭から離れないこと。芋煮がおいしかったこと。トイレが混雑して大変だったこと。東電関係者も全国から1万人駆け付けて四季の里の芝生を除染するくらいのことをして欲しかったこと。県労連以外の多様な労組・団体・個人も参加してほしかったことです。
今、世界中が金融資本に振り回され、毎日の食べ物やいのちを育む保育、教育、医療、介護など身近で毎日欠かせない本当に大切な事柄についてなかなか統制できない状況で、国も自治体も個人も国際競争に巻き込まれる時代に生きています。しかし、3・11と原発災害への対応を通じて、いのちを大切にし合うことが一番大切なことであり、それを支え合う関係づくりが最も大切であるとあらためて実感しました。いつもずんぐりむっくりで腰が重い訳ですが、気持ちを入れ替えて明日に向かって行動変容したいと思いました。家族に催促なれなくても除染に努めるところからはじめます。
(総務部・山田)
線量が高い福島に住んでいる人が、高線量であることをしようがなく思ってしまって生きている中、また、普通に感じてしまっている中で、全国の方々があれだけ原発に対して問題意識を持っていることに驚いた。1万人もの人が集まった中の1人として、自分には何ができるのか、何をやるべきなのかを考え、行動に移していかなければならないと感じました。 郡山よりひどい状況にある場所にいる方の声を生で聞くことができ、全国の方々の強い思いを感じることができ、大変勉強になった大集会でした。
(組織部:関根)