2011年11月19日(土)
私たちは、モスクワからベラルーシの首都ミンスクに空路で入りました。ベラルーシは国内線扱いでした。人口は964万人、面積は日本の約半分程度です。ミンスクのホテルで旅行会社の添乗員から50ドル(日本円で4000円弱)をべラルーシルーブルに変えてもらいました。何と約50万ルーブル(正確には忘れました)程度だったと思います。一瞬私はずいぶん大金持ちになった気分になりました。11月1日の視察を終えて夕食のときビールを飲み、続いてワインを頼みました。確か坪井先生も同じだったと思います。請求書を見てびっくり!ビール1杯3万円(ルーブル)、ワイン1杯5万円(ルーブル)一瞬にして金持ち気分が吹っ飛んでしまいました。夜、ホテルのミネラルウォーターを先生と二人で3本飲みました。ホテルからの請求は何と9万円(ルーブル)水はビールより高い。これではベラルーシに滞在する3日間、50万円(ルーブル)ではもたないかもしれないと危機感をもったわけです。
ミンスクの大学で先生をしている優秀な通訳の古沢さんがバスの中で説明してくれました。べラルーシのルーブルは既にインフレで紙屑のようになっている。リーマンショックの影響を受け、特に4月からインフレは4倍になり、そばの実や油の値段は10倍になりパニック状態である。古沢さんの月給は約2万円で、給料は変わらないのに物価が3倍以上になってしまって、これではとても生活していけないということでした。貧富の差が拡大し、エイズが流行り、厳しい実態があるとのことでした。
(宮田)
首都ミンスク 県生協連の熊谷会長と佐藤専務 ベラルーシ