2011年11月24日(木)

郡山で生きていくという眼でみてきました。=坪井院長のチェルノブイリ視察報告会=

 22日火曜日、坪井院長によるチェルノブイリ視察報告会が2階会議室で開催されました。当初の予定は坪井院長20分、宮田専務20分でしたが、結局予定時間の1時間全てを使っての坪井院長の報告会となりました。
 開会の挨拶もそこそこに、「情報格差」の指摘からお話が始まり、参加者がほぼそろったところから、過去の公害問題からの教訓を踏まえて、被害を過小評価させないこと、主権者として主張を大切にすること等、“核害”に立ち向かう基本姿勢を明確にし、チェルノブイリでの視察報告に入りました。
 チェルノブイリでは、ソ連の崩壊もあり“放置”されていた期間が長く、25年という時間をかけて漸く今の状況にたどりついたが、日本には当時のチェルノブイリをはるかに凌駕する科学・技術の水準にあり、被害を小さくすることは十分可能であること。検査体制や教育体制の確立、被曝を最小限にとどめるための取り組みなどウクライナやベラルーシから学ぶべきことは多いこと、郡山医療生協で取り組んできたことは間違っていなかったことが確認できたなど、示唆に富んだ報告会となりました。報告会は宮田専務からの「内部被曝はコントロールが可能、当面の課題は外部被曝対策、具体的には除染活動が重要」とのまとめを確認して終了しました。

 

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