2011年12月 7日(水)

食品放射能測定システムのデモを行いました。model : CAN-OSP-NAI (日立アロカ)

 基本的にはI-131、Cs-134、Cs137専用のスクリーニング用食品放射能測定機器です。しかし、検出器は直径50mmで検出効率は良い方だと感じました。操作性、管理の面でも素人でも簡単に扱えるソフト仕様に仕上がっているようです。(もちろん日本語表記)
一定の条件を満たせば、簡易測定器としては上位機種と言えるのではないかと思います。一定条件というのは、牛乳や米はそのまま測定できますが、野菜などは細かく刻む必要があります。それと容器いっぱい(900ml)にして測定する必要があります。(ほかの食品測定器も同じ)特別、設置場所のシールドは必要ありません。稼働性もあり、ちょっとした移動には対応できます。測定時間は、10〜30分(サンプルの状態による)検出限界値が30ベクレルと表示していますが、時間をかければ限界値は下げることができます。いずれにしても、もう少し小さいものにするのかどうかは、使い方によると思います。ちなみに価格は、明らかになっているもので 465万円で公表されています。(鹿又)
 

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