2012年1月26日(木)

広島中央保健の稲田さんからのお便りです。

 昨日のニュースで、広島中央保健生協眼科の取り組みをご紹介しましたが、稲田さんご本人からのメッセージも添えられていますので、改めてご紹介します。

 

 012601.jpg 広島中央保健の稲田さん

 

 8月の支援ではお世話になりました。また、9月には広島の会場で再びお目にかかれ嬉しく思っていましたら、その後お手紙まで頂き恐縮してしまいました。すぐにお返事をと思いましたが、継続した支援を行動に移せておらず、手紙を書くことが出来ませんでした。
 研修会の会場で「できる事はないですか?」とお尋ねしたところ「また支援に来てください。」と言われたのを覚えていらっしゃいますか?福島に再び行きたい気持ちはあるものの条件が整わなければ難しいため、広島にいて出来る支援はなんだろうと考え同僚や労組、社会福祉協議会のボランティアセンターなどに相談しました。広島にも福島から避難して来られている方がたくさんおられ、交流会もあるという情報を得て手伝いを申し出たのですが、皆さんとても遠慮される方が多く、なるべく自主的に運営されようとしているそうで、手助けは不要と言われてしまいました。
 その後10月にこちらの生協で放射腺測定器の募金活動をしているという話しを聞き、その活動に加えて頂くことになりました。わたしの働いている眼科外来に、ポスターと募金箱を設置し受診された患者さん一人一人に声をかけ募金の主旨を説明させていただきました。
 眼科は内科などに比べ患者数も少ないので「少しずつ募金してもらい、一万円集まるかどうか」と思っていたのですが、患者さんはとても快く募金に応じてくださり、お札を出してくださることもしばしばありました。「原発事故の報道を見て何かしたいと思っていたので募金できてよかった。」「「広島で被爆しているので人事とは思えない」「助け合うのが当たり前です」「測定器では放射腺の何が測れるの?」などの反応があり、昼休憩で外来窓口を閉じているところを覗き込んで募金をしてくださったり、「お小遣いから千円募金して」とお父さんに頼まれる小学生の患者さんもおられ、こちらが元気をもらっったり感激してしまう場面が何度もありました。
 当生協で発行している組合員活動ニュースにも載せてもらいました。一台測定器を贈れたというささやかな支援ですが、皆の応援の気持ちが詰まった一台です。福島県のどこかで役立っていただければとても嬉しいです。 「福島を応援する気持ちのある人は大勢いらっしゃいます」ということをお伝えしたくて筆をとりました。最後になりましたが8月にお世話になりました「ひなたぼっこ」の皆様はお元気でいらっしゃいますでしょうか?暖かく優しい方ばかりで最終日には涙が止まらなかったことが昨日のように思えます。機会がありました、よろしくお伝えいただきますようにお願いします。

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