2012年2月13日(月)

山本さん(きたはま診療所)のメッセージをご紹介しす。

 021304.jpg 山本さん(きたはま診療所)

 

 支援第1日目、10日間でどんな支援ができるんだろうかと不安な思いで、病院の自動ドアをくぐりました。1階の受付や各科の窓口で、親切に患者様に対応されている様子を拝見し、少し気持ちが落ち着きました。 2日目に、病棟スタッフの方から、「はるばるここまで来てくれただけで本当にうれしい」といっていただいた時、 肩の力が抜け心から来てよかったと思いました。
病棟の皆さんが、いろいろな不安を胸の奥にたくさんかかえながらも、 毅然として仕事に向かわれている姿に胸を打たれました。しかし、昼食時の会話の中に子どもさんに安全な食材を食べさせたい思い、除染が進まないこと、正しい情報が伝わらないこと、 何も信じられなくなることなど放射能汚染への憤りや不安、 やるせないどうしようもない複雑な思いが感じられました。 子どもたちの健康をどのように守り育てていくのか、そのために大人ができることは何なのか、考えると悶々とします。
 5日目に坪井院長先生の講義を受けて、少し考え方の方向性が見えてきたように思います。 浜北医療生協に帰ったら、浜北でできる「平成民権運動」を組合員の皆さんと考え続けていきたいと思います。この10日間、皆さんと一緒に働くことができて本当によかったと思います。皆さんのBOXに貼られた子どもさんたちの写真の笑顔が忘れられません。
ありがとうございました。

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