2012年3月 8日(木)

本宮市のホールボディカウンター見学してきました!"えぽか"本宮市民元気いきいき応援プラザ

 3月5日に本宮市にある“えぽか”市民元気いきいき応援プラザを訪問してきました。(参加者:小抜、鹿又、宮田、渡辺(わたり) )
  本宮市では、ホールボディカウンターを導入し、市民に無料で内部被曝の測定を行っており、その様子を見学してきました。
 機器はプラザのホール一角に設置してあり、放射線技師、看護師、保健師、事務の6名体制で測定・相談体制をとって1日、60人枠でおこなっています。
 測定の前に、事前の体表面汚染がないかどうかをベータ線用サーベイメータで念入りにスキャンします。必要なときは、手を洗ったり、病衣にきがえて行います。体表面のチェックがすんだら、ホールボディカウンターでガンマー線を測定します。測定時間は5分間です。椅子型なので子どもやお年寄りには便利です。しかし、5分間は長い感じがしました。
 その後、結果や今後のフォローについて説明がされます。長い人で1時間かかる人もいるということで、体制的には1日丸まるかかる流れでした。
 実際、測定だけではなく事前の点検やキャリブレーションで時間がかかったり、日常的なメンテナンスは検出器の安定のため電源やエアコンは24時間付けっぱなしなどランニングコストはかかるとのことでした。
 ガンマー線を測定するホールボディカウンターはアメリカでは医療機器として扱われており、本来は管理区域内で厳密に管理、使用されている機器です。そのため扱いは専門的知識が必要であるのと同時に、本来は30分から1時間で測定されているものをスクリーニング機器として使用していることからデータがばらついてしまうほど扱いが難しい機器です。
 雨の中での見学でしたが大変勉強になりました。

 

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椅子型のホールボディカウンタ

 

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体表面サーベイメータ ・ 体表面測定の様子
 

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