2012年4月 4日(水)
食品中の放射性セシウムの新基準値が1日から適用される。東京電力福島第1原発事故後の昨年3月に設定された暫定規制値より大幅に厳しくなる。新基準値を超えた食品は出荷停止の対象となる。
厚生労働省が3月1?30日に公表した自治体の食品の検査結果を中日新聞が集計したところ、一般食品で100ベクレルを超えたのは、岩手、宮城、山形、福島、茨城、栃木、群馬、東京、千葉、静岡の10都県の57品目377件に上った。このうち暫定規制値(500ベクレル)超えは、岩手、宮城、福島、茨城、山形の5県の15品目42件。新基準値の適用で出荷停止の対象となる品目や地域は増えるとみられる。 牛肉やコメは経過措置があり、10月から新基準値が適用される。