2012年4月21日(土)
地球温暖化の原因とされる二酸化炭素が、発電時に発生しないと言うだけで「原発はクリーンエネルギー」「温暖化防止のためには、原発が必要」などと宣伝されてきた。でも、それは事実に反する。まず、原発の燃料ができるまでには、ウラン鉱石の採掘、工場での精錬と精製、濃縮加工、そして運搬といった長い道筋がある。その過程では、莫大なエネルギーが消費され、それにともなって二酸化炭素が発生する。さらに原子力関連施設を建設する時にも、運転開始後も大量の二酸化炭素が出される。このグラフを見れば、原発が増えるにしたがって二酸化炭素の排出量も増えていることがわかる。
「カラー図解・ストップ原発4・原発と私たちの選択」より