2012年6月21日(木)
6月3日から5日に坪井院長と鹿又主任で(医福連・ソンデックス社・日本リビング同行)上海へ内部被ばくを測定する装置FTF(ファースト・トラックーファイバーMIRION社製)を見学してきました。
外見は簡素でゲート(門)型の機械です。当初、ベータ線を測定するWB-コンタミネーターを検討していましたが、ICRP・IAEAの正式発表で「今後数年後にはガンマー線が主体となる」を受けて各社が急きょ新型のゲートモニターを開発しました。検出器はNaIプラスチックシンチレーターを採用し、感度や測定方法の改善を行いました。特に汚染地帯では空間線量(バックグラウンドBG)の影響が考慮されますが、FTFでは検出に方向性を持たせBGを極力排除するシステムとなっています。この機器はすでに宮城県が導入を決めいるということです。見学の結果、医療生協が行う内部被ばく測定器としては適した機器といえます。早急に導入にむけ具体的に進めます。