2012年6月11日(月)
再稼動は国民生活のためか?“国民”とはいったい誰なのか!
8日、野田首相は大飯原発3号機、4号機について「国民生活を守るために再稼働すべきと言うのが私の判断」と再稼働を示唆する記者会見を行った。
福島の事故は未だ収束していない。国会の事故調査委員会は調査の最中にある。福島の事故対応で大きな役割を果たした「免震重要棟」もなく、福島の事故原因すら明らかになっていないのに、何をどう考えれば“安全”と言えるのか。
原発立地地域の人々は、何時終わるともしれない避難生活を続けている。「国民生活を守る」というが、避難を余儀なくされている人々の生活は守られていない。野田首相の言う「国民」とはいったい誰なのか。
福島から福井のみなさんへ、連帯の心を込めて「大飯原発再稼働反対」の声を届けたい。
原発再稼働を求める地元の人々にも声を届けたい。今は、原発の再稼働で恩恵を受けるかもしれない。 しかしそれは、みなさんが次の世代に、子や孫に、放射性廃棄物を押しつけることに他ならないことをもう一度考えて頂きたい。
“フクシマ”を繰り返すな!