2012年7月17日(火)

福島県民医連職員への生鮮食品を贈る取り組み

大阪民主医療機関連合会
         事務局長 土井 康文

 

 震災の復興事業が予想以上に滞っている状況の下で、被災地の住民たちの困難は引き続き深刻です。特に原発事故による放射能汚染に苦しむ福島の抱える問題は、過去に経験したことのない複雑な様相を呈しています。現在福島民医連で働く仲間や共同組織の中でも、放射能汚染に対する考え方は様々で、デリケートな問題も含めて課題が山積となっています。除染や健康調査、現地での生活の仕方、様々な支援活動などについての方針提起も、画一ではなく現地の思いに沿った形で進めることが不可欠です。
 全日本民医連第40回総会第三章、第一節に福島第一原発による放射能汚染及びすべての放射能汚染被害に向き合う活動は長期にわたり、全ての県連、事業所、職員がこの課題に正面から立ち向うことが提起され、?原発廃炉、再稼働反対の運動、?国・東電への要求運動、?住民に寄り添う相談・健康管理、?福島民医連支援、?医療機関、介護施設の存続、医療従事者確保の運動、?全国的国際的連帯津の課題が提起されました。
 私たちは、原発ゼロに向けた取り組み、福島県民医連への看護師支援、近畿地協でのリフレッシュ企画などを取り組んできました。今後、全国的に、新たに福島民医連・わたり病院への医師支援がはじまり、今後各県連・院所での具体化がすすめられていきます。今回、大阪民医連として、福島の仲間への激励と連帯活動を行う取り組みの一つとして、全国で進められている、生鮮食品等の配送活動を行うこととします。
 

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