2013年1月アーカイブ

福島民友1月26日付けの記事より

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 原発事故により飛散した放射線ヨウ素による1歳児の甲状腺被曝量(等価線量)は30ミリシーベルト以下がほとんどだったとする推計結果を放射線医学総合研究所の研究チームが国際シンポジウムで発表した。国際原子力機関(IEAE)が甲状腺被ばくを防ぐため安定ヨウ素剤をのむ目安としている50ミリシーベルトを下回った。
 最も高かったのは、いわき、双葉、飯館の3市町村で30ミリシーベルトで、次いで南相馬、広野、大熊、浪江、葛尾の5市町村が20ミリシーベルト。楢葉、富岡、川俣の3町村は10ミリシーベルト、県内の他の地域は10ミリシーベルト未満だとのことである。
 推計方法は、事故直後の実施した約千人の甲状腺検査の実測値、WBC検査による全身
内部被ばく線量、放射性物質の拡散予測を組み合わせて算出したとある。


国は正確な情報を開示すべき!!


 NHK「消えたヨウ素131を追う」でも報道されているように、事故直後に大量に放出さ
れたヨウ素131による初期被曝の状況が空白になっている。米軍への情報提供や国際会議への発表ではなく、国民に爆発直後からの正確な汚染状況を情報開示すべきである。汚染状況に応じた健診や検査体制を具体化するべきと考える。昨年から福島県中通り地域の18歳以下の甲状腺エコー検査が始まり、郡山は10月から始まった。しかし、ヨウ素131が大量に流れたいわきは、これからである。さらに言えば、福島だけでなく、茨城や宮城県は大丈夫なのか心配になる。どうして正確な汚染状況に基づいて対応できないのか。

 

放射能の健康影響はないという立場を改めよ!!

 

 現在、福島県で県民健康管理調査と健診が進められている。しかし、これらを進める考えの基本に、今回の原発事故での放射能による健康影響はないという事が据えられている。目的は、県民の放射能への不安の解消においていることが大問題である。甲状腺への影響も、出ても4,5年後、予後も良いということで、今回の内部被ばくが「人災であり」国と東電に加害責任があり、万全の態勢で臨むという根本的姿勢が感じられない。県民の健康管理やWBCによる検査をはじめ、食品の検査等について自治体に任せ、国としての責任を具体化した法制度は、一つもないのが現状である。日本という国は、おかしな国である。

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(福島民友1月26日付け)

広島の宗吉さん!いつもありがとう!

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おいしいみかんをありがとうございました。

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淀川勤労者厚生協会から白菜が届く!

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 「白菜大好き」「今晩は鍋にしようかな」原発事故から2年が経とうとしています。原発事故の風化が進み、福島が忘れされようとしている昨今ですが、毎日のように支援物質が届きます。この白菜は単なる白菜ではないのですね。姿かたちは白菜ですが、私達には全国の仲間の心に見えるのです。でもやっぱり白菜は鍋ですよね。
 

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理事・監事・役責者研修会開催!

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 1月26日(土)、27日(日)ホテルバーデンで理事、監事、役責者研修会が開催されました。これには、理事・監事30名、役責者20名が参加しました。今回の研修会のテーマは、?桑野協立病院のリニューアルをどう成功させるか?.組織(支部)3ケ年計画のまとめと新2ケ年計画でした。26日に?については情勢の特徴に触れながら江川事務長が、?については小島組織部主任が挑発的ともいえる報告を行いました。夜の新年会を挟んで、27日は、先?常務理事からグループ討議の進め方についての提起を受けて、6つのグループに分かれて話し合いました。「震災や原発事故で経験してきたことをまちづくり、健康づくりに生かそう」「どこよりも早く、継続的に対応できたのは、協同組合だから、医療生協だから」「地域では高齢化が進み、孤独死が増えている。」「核害により子どもたちの声が聞こえてこない」「ヘルパーが訪問したら3人の孤独死があった。今までにはない変化が進行している」「地域ではオンリーワンの組織づくりを目指そう」桑野協立病院のリニューアルに向けても、要望や意見が出されました。最後の全体会議では、6つのグループから模造紙を使って説明があり、増子副理事長から「役職員が一丸になって成功目指して頑張ろう」とまとめの挨拶があり、閉会しました。

 

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 1月28日(月)ひなたぼっこ1階の地域交流スペースで、お茶会が開催されました。この間取り組んだ避難者訪問活動(借り上げ住宅)の中、「外に出る機会がない」「気軽におしゃべりをしたい」などの声が出され、西部包括支援センターと1支部や桑野支部が協力して、実現することができました。浪江町、富岡町、大熊町から避難されてきた5名の方が参加してくれました。はじめに、緊張をほぐすためにストレッチをやり、参加者が1人1人自己紹介をして、徐々に打ち解けてきました。津軽弁のラジオ体操で、笑い声が聞こえるようになり、皆でたこ焼きをつくりました。「たこ焼きをつくるのは初めて」と話しながらワイワイガヤガヤ。たこ焼きのように輪になり、丸くなったように思いました。途中でタコがなくなったので、代わりにチーズたこ焼きにしてみましたが、こちらも行けました。どこからとなく、「もっと早くこう言う機会があったら良かった」「またやって欲しい」という声があり、是非やりましょうという事になりました。

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 小抜君が参加した日本原水協のロンゲラップ島民支援・調査団の取り組みが、1月26日(土)18時10分からNHK総合テレビ「海外ネットワーク」で全国放映された。びっくりしたのは、視察団の活動紹介が、小抜君中心に編集されていたことである。福島の目で、自分の言葉で、堂々とインタビューに応える小抜君は、たくましく見えた。これまでの郡山医療生協の核害に立ち向かう取り組みが、彼の血となり肉となっているのは確かなようだ。この事は、彼だけに言えることではないだろう。放映の一部を紹介したい。


“核実験”帰還に揺れる島民


 真珠の首飾りとも呼ばれるマーシャル諸島の1つ、ロンゲラップ島は、アメリカの核実験によって汚染され、島民全員が避難をを余儀なくされた。それから60年近くが経った現在、島では帰還に向けた準備がされているが、その安全性について島民たちの心は揺れている。今月、日本からの調査団が訪れ、その中には福島からの参加者もいた。?一部略? 現在、島にはインフラ整備にあたる作業員と家族およそ70人が生活している。作業員たちの内部被ばく量を検査するための設備もある。帰還する島民にも、3ケ月に1度実施される予定。調査団の一人、福島・郡山市の医療施設で働いている小抜勝洋さんは、福島でも定期的な検査が欠かせないと感じている。島で除染が行われた区域は、約15ヘクタールで、資金面などから住宅地付近に限られた。除染されていない場所にあるヤシの実など、伝統的な食材はかつてのように食べられないため、食糧はアメリカから船で運ばれる米や鶏肉・缶詰などに頼っている。島民たちは、島に帰りたいとは思っていても、安全面などから今すぐ帰ることには抵抗がある様子だった。?一部略?


福島に生かしたい島の取り組み


 調査団は、聞き取り調査を終えた後、島民との交流会を開いた。小抜勝洋さんは、福島の現状を語った。これに対し、島民たちから故郷のの帰還を願って歌い続けてきた歌が贈られた。小抜勝洋さんは、「島の人たちが培ってきた経験も、情報交換はこれからしていきたい。除染のやり方の比較など、そういう経験を生かすことはできると思う」と語った。
 

核実験の放射線量
 

 アメリカが行った核実験の放射線量は、チェルノブイリ事故の50倍の量と言われている。1950年の水爆実験では、ロンゲラップ島の住民が被ばくした放射線量は、1750ミリシーベルト以上だったとも言われている。アメリカが汚染の責任を認め、除染を始めたのは90年代後半になってからで、そのために整備まで時間がかかってしまった。アメリカが最初に原子爆弾の実験を行ったのは、1945年7月。それ以来、世界各地で2000回を超える核実験が行われ、半世紀以上経った今も、住民が住めない地域も少なくなく、健康被害に苦しむ人も大勢いる。
 

 留守中バックアップしてくれた組織部のみなさんはじめ、送り出してくださった職員のみなさんに感謝です。率直な感想は「放射能汚染で悩んでいる人が、世界にはまだまだたくさんいる」ということです。旅中様々なアクシデント(飛行機が飛ばなかったり、レストランでオムライスを頼んだら、卵焼きとご飯がで出てきたとか)含め、今後の自分に影響を与えてくれる貴重な体験をさせてもらいました。ありがとうございます。
 後日、報告会などをしたいと思っていますが、ロンゲラップの人たちと、福島に住む私たちに共通することは、放射能汚染によって奪われた土地に対する強い愛着の気持ちということでした。誰にとっても生まれた場所は特別だし、自分のルーツがそこにはあります。
「ロンゲラップの事実は、まだまだ世界的に知られていないので、ぜひ多くの人に話をして欲しい」と現地の方に頼まれてきました。微力ながら、自分も見てきた事実(良いことも悪いことも)を多くの方に知ってもらいたいですし、個人的には学習もしていきたいと思っています。そして、いつかまた行ってみたい。
 現地でお世話になった方々から、貝と椰子の葉(?)でつくられた手作りの民芸品を頂いてきました。病院の回転ドアに飾りたいなぁとおもいます。

(組織部 小抜勝洋)

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※現地の様子は、今週1月26日(土)18:10から、NHK総合テレビ「海外ネットワーク」の中で紹介されます。

 1月17日木曜日13:30よりわたり病院の管理栄養士 関場治美さんを講師に学習会をしました。資料をもとに、放射線から体を守る食事について約1時間半お話を聞きました。

 

1.放射性物質を取り込まない(より安全な食材を食べる)(とは言ってもゼロは難しいので、セシウムの水に溶けやすい性質を利用して調理する)(十分に洗う、水にさらす、湯でこぼす)(マリネや酢の物、ピクルスがお勧め。)
 

2.速やかな排泄には食物繊維と発酵食品を取り入れる。
 

3.放射線物質と性質が似ているミネラルを先に蓄えておく。
 

4.バランスの良い食事でよく噛む、

 

主食、副食、副菜、(薄味で)、果物・牛乳(ヨーグルト)、完璧な食事を考えるとストレスになるので前の食事で足りなかったものを補う、子どもは1週間、大人は3日を目安に振り返り、少量でもまんべんなく食べるようにする。また、忙しいお父さんお母さんのために、短時間で食事を整えるコツや子どもの偏食についてもアドバイスがありました。
健康被害のリスクを考えると禁煙も大事ですとお話しされていました。喫煙の後大きく5回深呼吸しないと煙りを周りにまき散らしてしまうそうです。
参加者は20名でした。質問にも答えていただき有意義な学習会となりました。
 

                                 (つくしんぼ保育園  鹿又智子)
 

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ロンゲラップ島民支援報告(小抜)

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凄い綺麗!

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 そちらは大雪だそうで、朝の雪かき大変だと思います。申し訳ありませんが、こちらは気温が30℃くらいで、海からの風があるのでそれほど暑くありません。左の写真は、昨日のロンゲラップでの一枚です。人がいないというのもありますが、凄い綺麗な所です。


健康相談と聞き取り(7日目)


 午前中は先日に続いて健康相談と聞き取りです。希望者がはじめは少なかったですが、その後、大盛況。ラジオでも宣伝したそうです。希望者全員は診ることができず、途中で打ち切るほどでした。そこで支援物質としてつくしんぼ保育園から提供してもらった衣類、健康づくりチャレンジの光るボールペンなどを配布し、好評を頂きました。特に老眼鏡は大好評で、アイメイトさんに準備してもらったものがあっという間に無くなりました。マーシャルの方々は、若い方でも遠視が多く老眼鏡が必須のようです。
 

ロンゲラップの方との交流会

 

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 午後は、ロンゲラップの方との交流会。急な告知だったにもかかわらず、40名の程の方が参加してくれました。自分も役目を頂き「福島の現状と今行われていること」を伝えることに・・・・・帰島問題のあるロンゲラップの方たちへ、何を話したらよいか迷いましたが、限られた時間の中で話したポイントは以下の通りです。?.原発事故後、福島では故郷を離れざるを得ない人たちがたくさんおり、帰るために必要な除染作業も目処が立っていないこと。?.目に見えない、臭いのしない放射線について学習をしてきたこと。?.放射線被害に対して福島では「空間線量測定」「食品放射能測定」「まだまだ不十分ながら健康管理」などが行われていることを例に挙げ、いつでもどこでも誰でも放射線について知ることができる体制を整えていくために動いていること。?.友人や仲間が福島を離れてしまったことは淋しいし、帰ってきて欲しいと思っている。これは、ロンゲラップの方たちと共通する悩みで、「何も規制のない、完全に安心ができる故郷」を福島でも継続して求めていきたいという内容です。参加者の方からは、「福島では除染はどのように行われているのか?」などの質問と、「自分は放射線の事を知らなかったので、福島の取り組みを聞いて参考になった」という感想もあり、非常に嬉しかったです。少しは島民支援につながったかなあと。
 また、健康相談をもっとやって欲しいとの意見。希望者を診きれなかったこともあり、明日も実施することにしました。こちらでは、医師不足もありセカンドオピニオンを得る機会がないとの話もあって、明日も張り切って尿チェックをやろうと思います。
 

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※写真は熊本民医連から参加している牟田医師の診察の様子です。


8日目も継続して、ロンゲラップの方たちの健康相談と聞き取りを行いました。残り2日です。
 

 現在、桑野協立病院の西部包括支援センターを中心に組合員や職員とともに浜通りから避難してきている方たちの相談活動を行っております。はじめは、なかなか接点がつくれませんでしたが、桑野協立病院に通院したことのある方(特に借上住宅入居の方)を対象に徐々に取り組みが進められています。
 NPO衛生学研究所の木村真三先生は、放射線測定をはじめ地域のアドバイザーを努め、測定機器の開発なども手がけ幅広い活動で知られます。その活動の中で被災者、避難者への相談など支援活動も展開しています。
1月22日、桑野協立病院の西部包括支援センターに木村真三先生にお越しいただき、この間の取り組み状況の意見交流をおこないました。その中で「今後の活動を一緒に取り組んでいきたい」と確認しました。また、研究所研究員の小正裕佳子さんも参加しました。小正さんは東京大学の医学系研究科 国際地域保健学教室の一人として研究所の業務を行っています。そして、避難者の相談など支援活動を行ってきました。そうしたことから私たちとの連携が実現します。今後。具体的な活動を共同で行っていくことになります。
1月28日に小規模多機能施設の「いっぷく」での避難者の茶話会が行われます。まずは、この茶話会を活動連携のスタートとします。
 

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浜北81便 届きました!

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浜通り被災地へ視察

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「浜北医療生協管野さんと避難指示解除準備区域を見学して」
 1日17日(木曜)午後1 時、小名浜生協病院ワゴン車1台で出発。参加者は小名浜から、組織部工藤さん放射線科新妻さん、桑野は放射線科中里、鈴木、管野さんの5人。避難指示解除準備区域の楢葉町を目指して、いわき市から広野町国道6号線を走りました。ただ車で走っただけではスルーしてしまう事も、工藤さん運転の名ガイドに避難指示解除準備区域等の今を知る事が出来ました。避難指示解除準備区域は、日中は楢葉町の自宅等戻れるが、午後4時から翌日午前指定された時間まで、町に居ることができません。
楢葉町には、誰ひとり住民らしい人の姿を見ることがありませんでした。街中の放射線線量は0.3?0.6マイクロシーベルト/時間でした。楢葉町で目にしたのは、?マスクヘルメット姿で除染作業している作業員。?除染した樹木等を入れる黒い土のう袋、町中あちこちに有り、集中して置かれている楢葉町総合運動場には、野球場・陸上競技場等・人が歩かない歩道にも。(袋は見た目で高さ1mぐらいの大きさ、1つの袋の線量を計ると1.1マイクロシーベルト/時間だった)。?除染に使われているショベルカー大型重機。除染物を運んでいると思われる大型ダンプ。住民らしい人の姿を見ることが無かったのは、異様な光景でした。原発事故から間もなく2年、避難区域等原発事故で家に住むのを制限されている町を初めて見ました。自分の家に当り前に住めない今を見て、「原発は必要無いと思いました。」人の命・生活を脅かすエネルギーは日本から退場してもらいます。

(放射線・中里)

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浜北の管野です。お世話になりました!

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 放射線科の皆さんをはじめ、師長さんたち、みなさんが温かく迎えてくださいました。初めて来たとは思えない感じで、すぐ溶け込むことができました。また、実際にレントゲン業務に付かせていただいて、和気あいあいと楽しく仕事ができました。
 視察も実際の現状がみられ、がれきの山や除染廃棄物の山、人けのない町・・・。とても心が痛みました。原発問題は終わってはいない、これからも戦っていかなければ。静岡も原発を抱えています。一緒に頑張っていきたいと思いました。いろいろな困難を抱えながらも、皆さんが福島に残り力を合わせて頑張っている姿・・。とても感動し、勇気をいただきました。
 そして、技師の方々には心から感謝です。中里さんを中心に、みんながひとつになって協力しあい、楽しく業務されていて、こんな私を温かく迎えてくれました。また、女性技師の岡さんには本当にお世話になりました。女性同士でないと話せないこと、同じ悩みなど心からお話しでき、一人職場の私も気が楽になりました。本当に嬉しかったです。ぜひ家に遊びに来てください。お土産や寄せ書きもいただき、帰りの電車の中で見ながら泣いてしまいました。家族のように思えて、帰るのがとても辛かったです。
  いろいろな体験やふれあいをさせて頂き、実際に郡山に行ってよかったです。浜北の職員、組合員さんと一緒にまた行きたいです。いえ、必ず行きますので、その時はまたよろしくお願いします。

 

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放射線防護学をふりかえる

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 外部被曝と内部被曝とどちらがリスクが高いかはいえない!内部被曝でやっかいなのはα線やβ線を出す物質!
 国際放射線防護委員会(ICRP)は外部被曝の調査結果に基づいた計算方法で、ある臓器全体で平均するとどれくらいの被爆があったかという視点で内部被曝を考えます。対して放射線リスク欧州委員会(ECRR)はより精密に細胞やDNA、放射線ごとの性質にまで目を向け、一度にたくさんの放射線を浴びる外部被曝はもちろん、体の中に沈着した放射性物質から低い線量の放射線を長期に及んで浴び続ける内部被曝の影響を特に重視しています。皮膚の表面近くで止まってしまうα線や、最大で1?程まで突き抜けるβ線を放つ放射性物質を体の中に入れてしまうと、その放射線のすべてが体の組織や器官に直接影響を及ぼすことになります。γ線の一部は体の外まで突き抜けていきます。そのため、内部被曝したとき、α線はγ線の20倍、β線はγ線の数倍から10倍ほどの強い影響を及ぼすことになります。内部被曝はマスクをしたり食べ物や飲み物に注意したりすればかなり防ぐことが出来る一方で、外部被曝を防ぐことは難しいなど、どちらが怖いとは一概には言い切れません。
 外部被曝は測定器を体につけておけば、どれくらいの被曝をしたかが解る。しかし内部被曝は、特殊な測定器で体の中からわずかに突き抜けてくる放射線を測り、計測によって評価するしかない。

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 放射能が強いものほど、短い時間にたくさんの放射線を出し、半減期が短くなる。
 元ゴメリ医科大学学長 Yuri.I.Bandazheuski 氏(病理学者)はチェルノブイリ原発事故後の研究を通して、セシウムの内部被曝について、強い警告を発しています。またウクライナ医学会はチェルノブイリ原発事故後15%の膀胱がんの増加を認めています。
 

浜北80便届きました!

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16日NHKで全国報道

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 ご覧になった方もいると思いますが、「マーシャル諸島で原水協が核実験後の現状調査」と題して小抜君一行の様子が、NHKで全国報道されました。タオルを首に巻いているのが小抜き君です。報道は、1分30秒ほどでしたが、何回となく小抜き君が、登場していたのが、印象に残りました。
 内容は、概要以下の通りです。
「冷戦のさなか、アメリカによる核実験が繰り返された太平洋のマーシャル諸島で、今も放射線への不安を抱えている住民たちの現状を調査するため、原水協の調査団が現地を訪れています。」太平洋のマーシャル諸島にあるロンゲラップ島では、アメリカが1940年代から50年代にかけて繰り返し行った核実験で住民が被ばくすると共に、島が汚染されました。アメリカ政府は、実験から半世紀が過ぎて安全対策が完了したとして、周辺の島々へ移住した住民に帰島を呼び掛けていますが、住民は早く戻りたいと願う一方で、放射線への不安が拭えない状況が続いています。こうした中、核廃絶を訴えてマーシャル諸島の住民を支援してきた日本の原水協は、放射線の専門家などのメンバーで構成される調査団を14日から現地に派遣し、帰島に向けた環境がどこまで整備されたか、調査を始めました。
 

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ロンゲラップ報告

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 ロンゲラップ島民支援代表団3日目です。目的地のロンゲラップ生きの飛行機がトラブっているので、今日はイバイ島の住民の健康調査と聞き取りをしました。健康状態は、問診、血圧、血糖値の測定をしました。気になったのは、血糖値が明らかに高い方(300以上の方)が多かったこと。食生活環境が悪く、缶詰中心だったりするので、その影響かと思いました。ちなみに、血糖はウロペーパーでのチェックだったので手伝う事ができて良かったです。原爆実験の影響で甲状腺手術をしている方もいました。そういう方は、アメリカのエネルギー省の管轄で健康管理をされており、年に2回チェックをして、継続して薬も処方されていました。

 明日は予定通り飛行機が飛べばロンゲラップに行きますが、明日になってみないと国内線が飛ぶかどうかは分かりません。明日行かなければ、あさってに航空会社と交渉して何とか連れて行ってもらえるようにするそうです。予定通り進んでいない所はありますが、とりあえず元気にやっているところです。(1月15日)
 ニュース流れたようですね。同行の記者さんにNHKのホームページにアップされていると教えてもらいました。とりあえず動いていることは確認してもらえて何よりです。ネットでは数日中に消えるそうなので、誰かストリーミング保存できたらお願いします。でこの様子はまだロンゲラップではありません。昨日訪問してたイバイ島の様子です。
 今日ようやく飛行機が飛びまして、首都のマジュロまでは着きました。明日か、あさって、飛行機をチャーターしてロンゲラップに行く予定です。あとは、このマジュロで聞き取り調査、健康調査、議員との懇談とかだそうです。

 今日は、飛行機待ちで、米軍基地内に10時間ほどいました。ファーストフード店とかがありましたが、なんだか軟禁状態でした。(1月16日)

 小抜

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  1月15日、浜北医療生協・きたはま診療所から診療放射線技師の管野多津子さんが桑野協立病院放射線科へ研修にやってきました。研修期間は15日〜18日の4日間。

 到着した15日はあいにくの積雪後。郡山に到着するなり、靴屋さんへ直行!長靴を購入し、核害プラス積雪にも立ち向かう菅野さん。

 当日は、早速FTFを体験!その後、空間線量測定でラウンド。またCT検査にも立ち会うなど精力的に取り組んでいました。16日は、朝からの健診マンモグラフィーを担当者と一緒に取り組みました。本日17日は、午後から浜通りの被災地へ行く予定ですが、道路状況を見ながらとなります。研修は18日の午前中まで続きます。よろしくお願いします。

 

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"恵の積雪"

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 14日から降り始めた雪。15、16日と雪が凍り、空間線量は通常の22%減弱しました。いつも邪魔にされる雪も被爆軽減という点では、恵の雪ですね!

 

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減弱した空間線量

鹿児島医療生協 虹の子保育園からお便り

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 つくしんぼ保育園のみなさまへ


 皆様、いかがお過ごしでしょうか?お礼や返事が大変遅くなり申し訳ありませんでした。
子どもたちのかわいらしい笑顔、保護者や保育社の方々の素敵なメッセージ本当にありがとうございました。7月に夏祭りがあり、その時に、つくしんぼ保育園の皆様のメッセージを紹介させて頂き、今の福島の現状などを十分ではありませんが、来園して下さった方々に伝えることができました。同じ子どもをもつ親・保育者として、今後も安心して暮らせるよう一緒に頑張って行きましょう。
 ニュースなどで、国の復興事業が進んでいないこと、原発再稼働の話を聞くと、憤りを感じる毎日です。自分たちで何とかしないといけない、とあらためて思うところです。今回は生の声を寄せて頂き、本当にありがたく思っています。
 夏祭り当日募金を募り、いろいろな方々からご協力頂きました。少しばかりですが、こちらの野菜などを送りました。子ども・保護者・保育者・スタッフの皆さまで召し上がっていただければ幸いです。当日の様子を写真におさめましたので、よろしければご覧ください。また、近況報告など致したいと思っていますので、今後ともよろしくお願い致します。
 これからの皆さまの健康と幸せをお祈りいたしています。
 

鹿児島医療生協 虹の子保育園
保護者会 夏祭り代表 黒江直子
 

 追伸 私の実家から米を送らせてもらいました。伊佐米は美味いと言われています。お口に合えば幸いです。別便でお野菜をお送りいたします。(黒江)
 

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岡山医療生協クリスマス会実行委員会から

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 岡山医療生協の青年職員から頂いたクリスマスプレゼントの中に素敵なメッセージが入っていましたので、紹介します。

 

「全国は被災地を忘れてはいない」、今、自分たちにできることをしていこう。
 

 

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核害に立ち向かう支部新春の集い!

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 1月11日(金)郡山温泉において2013年支部新春の集いが開かれ、16支部から48人が参加しました。前半は江川事務長から「2012年の医療・介護事業の特徴」、小島組織部主任からは「2012年度生協強化月間のまとめと組織3カ年計画の到達」が報告されました。創立40周年の節目の年を役職員が一丸となり強化月間を取り組み、月間中の仲間増やしとしては過去10年来で最高の成果を生み出したことは、4期計画のひとつである病院の増改築に向けての大きな弾みになりました。第2部の交流会では吉川佳子理事の開会で始まり、新春大ぼら大会がおこなわれました。各支部の大ぼらは壮大な夢、生協に対する期待がいっぱい詰まったほらなど、お酒の力も借りて、大ぼらは超大ぼらになり、おなかを抱え、涙を流しながら聞き、元気をもらい、和やかなひと時をすごしました。
 

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支部新春の集い!

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避難者訪問から

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浪江町から避難のAさんの事例


 浪江町→原町→会津→新潟→猪苗代→磐梯青年の家→郡山と避難先を転々とした。原発事故前は、広い家に住み山歩きをしていた。現在は部屋2つのアパートに閉じこもりの生活になってしまった。出かけていく所もない。平成11年7月に転倒して、腰痛がある。避難生活で転々としている時は、血圧が高くなり、頭がおかしくなるほどだった。仮設住宅へは、支援物質が届き、ボランティアも来てくれ、みんなの集まりがあるが、借り上げ住宅に住む自分たちには情報が流れてこない。横のつながりがなく1日ボーッと過ごしている。毎日ため息が出る。元通りになりたい。→桑野支部の筋トレ教室へのお誘い。支部主催のおしゃべり会を企画し、お誘いする。

避難者への医療・介護生活相談から

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新年早々から支援有難うございます!

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(1)みかん18箱むねよし企画:宗吉邦夫様(広島)

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(2)安心して住める「福島」を取り戻すための署名1091筆鹿児島医療生協:組織部様  
  

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貴重な機会を頂きありがとうございます。

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放射線防護学を振り返る 1

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"アクセスする権利"を主張します!

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