2013年1月22日(火)
「浜北医療生協管野さんと避難指示解除準備区域を見学して」
1日17日(木曜)午後1 時、小名浜生協病院ワゴン車1台で出発。参加者は小名浜から、組織部工藤さん放射線科新妻さん、桑野は放射線科中里、鈴木、管野さんの5人。避難指示解除準備区域の楢葉町を目指して、いわき市から広野町国道6号線を走りました。ただ車で走っただけではスルーしてしまう事も、工藤さん運転の名ガイドに避難指示解除準備区域等の今を知る事が出来ました。避難指示解除準備区域は、日中は楢葉町の自宅等戻れるが、午後4時から翌日午前指定された時間まで、町に居ることができません。
楢葉町には、誰ひとり住民らしい人の姿を見ることがありませんでした。街中の放射線線量は0.3?0.6マイクロシーベルト/時間でした。楢葉町で目にしたのは、?マスクヘルメット姿で除染作業している作業員。?除染した樹木等を入れる黒い土のう袋、町中あちこちに有り、集中して置かれている楢葉町総合運動場には、野球場・陸上競技場等・人が歩かない歩道にも。(袋は見た目で高さ1mぐらいの大きさ、1つの袋の線量を計ると1.1マイクロシーベルト/時間だった)。?除染に使われているショベルカー大型重機。除染物を運んでいると思われる大型ダンプ。住民らしい人の姿を見ることが無かったのは、異様な光景でした。原発事故から間もなく2年、避難区域等原発事故で家に住むのを制限されている町を初めて見ました。自分の家に当り前に住めない今を見て、「原発は必要無いと思いました。」人の命・生活を脅かすエネルギーは日本から退場してもらいます。
(放射線・中里)