2013年1月24日(木)

ロンゲラップ島民支援報告(小抜)

凄い綺麗!

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 そちらは大雪だそうで、朝の雪かき大変だと思います。申し訳ありませんが、こちらは気温が30℃くらいで、海からの風があるのでそれほど暑くありません。左の写真は、昨日のロンゲラップでの一枚です。人がいないというのもありますが、凄い綺麗な所です。


健康相談と聞き取り(7日目)


 午前中は先日に続いて健康相談と聞き取りです。希望者がはじめは少なかったですが、その後、大盛況。ラジオでも宣伝したそうです。希望者全員は診ることができず、途中で打ち切るほどでした。そこで支援物質としてつくしんぼ保育園から提供してもらった衣類、健康づくりチャレンジの光るボールペンなどを配布し、好評を頂きました。特に老眼鏡は大好評で、アイメイトさんに準備してもらったものがあっという間に無くなりました。マーシャルの方々は、若い方でも遠視が多く老眼鏡が必須のようです。
 

ロンゲラップの方との交流会

 

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 午後は、ロンゲラップの方との交流会。急な告知だったにもかかわらず、40名の程の方が参加してくれました。自分も役目を頂き「福島の現状と今行われていること」を伝えることに・・・・・帰島問題のあるロンゲラップの方たちへ、何を話したらよいか迷いましたが、限られた時間の中で話したポイントは以下の通りです。?.原発事故後、福島では故郷を離れざるを得ない人たちがたくさんおり、帰るために必要な除染作業も目処が立っていないこと。?.目に見えない、臭いのしない放射線について学習をしてきたこと。?.放射線被害に対して福島では「空間線量測定」「食品放射能測定」「まだまだ不十分ながら健康管理」などが行われていることを例に挙げ、いつでもどこでも誰でも放射線について知ることができる体制を整えていくために動いていること。?.友人や仲間が福島を離れてしまったことは淋しいし、帰ってきて欲しいと思っている。これは、ロンゲラップの方たちと共通する悩みで、「何も規制のない、完全に安心ができる故郷」を福島でも継続して求めていきたいという内容です。参加者の方からは、「福島では除染はどのように行われているのか?」などの質問と、「自分は放射線の事を知らなかったので、福島の取り組みを聞いて参考になった」という感想もあり、非常に嬉しかったです。少しは島民支援につながったかなあと。
 また、健康相談をもっとやって欲しいとの意見。希望者を診きれなかったこともあり、明日も実施することにしました。こちらでは、医師不足もありセカンドオピニオンを得る機会がないとの話もあって、明日も張り切って尿チェックをやろうと思います。
 

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※写真は熊本民医連から参加している牟田医師の診察の様子です。


8日目も継続して、ロンゲラップの方たちの健康相談と聞き取りを行いました。残り2日です。
 

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