2013年2月 8日(金)

放射線防護学をふりかえる

 普通に生活していても被曝している。環境からも食べ物からも放射線を浴びている。日本では医療による被曝が飛び抜けている。大地からの放射線は世界各地でばらつきがある。

 

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             上図 単位はミリシーベルト


 宇宙から注ぐ宇宙線の線量には大きな差はありませんが、大地からの放射線にはばらつきがあり、日本より高い国は、オーストラリア、イタリア、ノルウイー、スロバキア、中国、インド、等があげられます。中でも、ブラジルのガラパリは日本の25倍以上、中国の陽江は8倍以上にもなります。またイランのラムサールやインドのケララもばらつきはあるものの、とても高い線量です。
 そうした地域に住む人たちのがんや白血病、甲状腺の病気、先天性の異常、免疫の状態についての研究もされていますが、一貫性がなく、判然としていません。 


 参考書籍として 「低線量放射線と健康影響」独立行政法人放射線医学総合研究所 編著医療科学社 を紹介します。

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