2013年2月26日(火)

全国保育団体連絡会の方々! 郡山訪問、現地調査、FTF体験、懇談!

 2月20日(水)全国保育団体連絡会の事務局4名が郡山を訪れました。
全国保育団体連絡会とは、だれもが安心して子どもを生み育て働き続けられるように、子どもの発達する権利と父母の働く権利、保育者が豊かな保育を実践できる権利の保障を求め、5つの目標のもとに活動をすすめている団体です。(詳しくはホームページを見てください。)
保育関係者(父母も)と震災当日の様子、今日までの状況と変化、子どもたちの姿、保護者の状況、行政・政治への要望を聞き懇談することが目的です。懇談会は組合センターの2階会議室だったので、始まる前に病院に寄ってもらいFTFも体験し、鹿又さんからも説明をしてもらいました。(結果に興味津々)
 つくしんぼ保育園も見学し、食品の線量計やホワイトボード(産地名が記入してある)や不検出の表示・お部屋の様子などカメラに収めていました。
 

つくしんぼ保育園 鹿又智子

 

<懇談会での話>


 幼稚園では、他県へ避難する子どもが多く定員割れで経営も危ぶまれる所もあるそうです。一方、郡山市の保育士さんからは、除染が進まず外遊びの制限がある。土や自然に働きかけるとても大切な時期なのに外で思いっきり遊ばせることができない。
 また、保育士不足で待機児を受け入れられないこと、病休や産休の代替保育士もいない。なぜか?若い保育士は放射能が原因で、福島から出て行ってしまうと言った切実な悩みが出されました。
つくしんぼ保育園の父母も「外遊びや飲料水、食材についてなど1つ1つのことをみんなで話し合って決めてきた。そういうことでは、安心して預ける事ができ、ここで仕事をして生活していこうという気持ちになった」と発言していました。
 要望としては、1日も早い除染、健康調査を早くやって欲しいといったことが出されました。郡山の保育関係者(公立保育園、院内保育園、認可保育園の保育者)、つくしんぼ保育園の保育士5名、父母会3名も参加し全体として20名ぐらいの参加でした。

 

 

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