2013年3月23日(土)
3月19日(火)コラッセふくしまで県生協連主催「消費税増税ストップ!まだ中止できる」学習会が開催された。講師は二宮厚美先生。「皆さんは、来年4月から消費税は8%に、そして10%に引き上げられると諦めていませんか」と切り出し「そうではありません。増税を実行するためには、もう一度政府、国会の議決が必要なんです。経済状況の好転を条件にした付帯決議があるんです。」と増税を実行させない戦いの重要性を強調された。当面、参議院選挙が最大の焦点であり、参議院選挙後(選挙のない3年間)をにらんでの動きに注目する必要がある。改憲型新自由主義派(橋本・渡辺・安倍派)にとって二度と訪れない絶好の機会の3年間である。参院選で勝利して、改憲、原発再稼働、消費税増税、TPPと一気にやってしまおうというわけである。そういう意味で2013年?2016年は、太平洋戦争に突入していった1937年?1941年に匹敵する局面と位置づけた。そのためのアベノミクスであり、消費増税のために発動したのである。先生は、アベノミクスは破たんするとして、?.「的に届かぬ矢」としての金融緩和策・・(内需活性化に結びつかない)?.「的に刺さらぬ矢」としての財政政策(公共事業)・・(消費不振を打開できない)?.「的を外れた矢」としての成長政策・・外需依存・投資主導成長のブーメラン明快に説明した。消費増税はやってはならないと強調され、「消費増税、原発、TPPノー」国民連合の戦闘部隊として福島に頑張ってもらいたいと結ばれた。
(宮田育冶)