2013年3月25日(月)
3月23日(土)福島市あづま総合体育館で「原発のない福島を!県民大集会」が開催された。郡山医療生協からは、大型バス2台、自家用車などで約120名の職員・組合員が参加した。集会では、県民を代表して7人の方が原発事故の放射能被害や厳しい避難生活現状を訴えた。改めて放射能被害の深刻さ、原発事故そのものが収束しておらず危険な状況が続いていることを確認した。最後に、「県内外に避難している県民、避難せず踏みとどまっている県民、役場ごと避難あるいは避難者を受け入れている自治体の首長、職員、産業界、教育界、そして子供達の健康被害や社会的差別を心配せずにおれないお父さんやお母さんたち、本当に「原発のない福島を」実現するために、お互いに支え合い、心を一つにして頑張りましょう」という集会宣言を採択した。
【参加者の感想】
私は原発反対を訴え続けます
7000人のの大集会に参加できて、有意義な1日になりました。農業、漁業、林業、旅館業、商業、高校生、県外避難者の方など各代表の訴えを改めてお聞きして、本当の苦しみはこの何十倍だろうにと胸が痛みました。
安倍総理は「福島の復興なくして、日本のさいけんはない」と言っているのだからオリンピックの誘致運動に時間と予算を費やす前に、東北、特に福島を元の自然豊かな、素晴らしい県に戻すために、力を注いでほしいと願っています。(RTさん)
目頭が熱くなり困りました
新聞、テレビ等での情報では感じられないものがありました。当り前の暮らしを取り戻すことは、長い時がかかると思いますが、改めて決意を固めました。(KTさん)
浜通り、中通り、元通り
使用済み核燃料の処理方法が未だに出来ないまま、世界の原発が稼働しているのは信じられない。トイレの無いホテルの同じだ。(TSさん)
7000人の人達が集まり、びっくりしました
様々な状況の中で避難をされ、原発さえなければ避難することもなく平和だったのに、私は、家にいられるだけ良いと思いました。でも放射能だけは心配です。福島県内だけでなく他の県の人達も来られ、話を聞くことができ有意義な1日でした。(THさん)
全国からの参加、共通の思いに目頭が熱くなりました。
高校生の訴えで、普通ではあり得ない日常を当り前のように考えてしまう事は、おかしいという言葉にはっとさせられました。被災しながらも毎日は過ぎていくもので、前を向いて生きていかなければなりませんが、普通ではない事、そのおかしい!という感覚を忘れてはいけない。自分自身で風化に加担してはいけないと思いました。(TMさん)