2013年4月25日(木)

今を生きる人々の思い皆同じ気持ちである。

 23日ケアハウスはやま食堂にて、「ロンゲラップ島民支援代表団」の報告を組織部の小抜さんより話しをいただきました。全体的に、代表団参加の経緯からマーシャル諸島の現状、島民の歴史、島民の放射能への思い、今・これからの暮らしについてなどに、福島の原発事故で抱えている問題と重なる思いを強く受け止めました。皮肉にも、60年近く経っても「国や政治が信用できない、不安がある」という島民の思いが、事故から2年経った今の福島県民、または原発を抱える日本列島の国民すべてにあてはまる共通の思いではないか?と感慨深い思いがしました。(いったい何を考えているんだ!政治家たちは!)
 また、放射能問題は未来ある子供たちのために早期解決をと願うことばかりではなく、今回参加されたケアハウスの住人たちの今を生きる人たちの思いが、しっかりと原発問題と向き合っている姿勢を感じることができました。戦争を体験してきた方々から思うと、たった5?60年前の出来事は鮮明に記憶されている様子です。若い世代にも今を生きながら、これからを考えるきっかけになってほしいと思いました。報告会後には、報告集も売れ、募金もいただき、実のある学びの時間となりました。

(くわの福祉会 太刀野)

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