2013年4月30日(火)

盛岡医療生協の建設運動に学ぶ!!

 4月26日(金)10時から大成公民館で第2回建設委員会が開かれ、50名の役職員・組合員が参加した。盛岡医療生協の遠藤副理事長に自ら経験した建設運動について話して頂いた。「岩手県も津波の被害が甚大であったが、福島県は原発事故による放射能に苦しみ、果たして私が力になれるのか複雑な心境できました。」と前置きし、自らの経験、苦労をリアルに聞く事ができ、参加者に感動を与えてくれた。


 翌日の理事会で感想を出し合いました。

 

?.毎月1000万以上の増資を29カ月連続して達成し、川久保病院の建設運動を成功させた話であったが、「医療生協は何故できたのか、今本当に医療生協は必要なのか」と問いかけ、盛岡医療生協の原点や歴史に触れつつ、「医療生協とは何か」について考えさせられた。もっと多くの人に聞いてもらいたかった。
?.「こういう診療所をつくろう」と全日自労の人達が、日当300円の時代に350人が1人1000円(毎月100円を10回払い)の出資をしたこと、45歳で亡くなった所長の「困っている人を見て、見ないふり出来ねえべ」という原点、所長が亡くなり、不正請求でカルテ押収、労災指定取り消しという困難な時支えてくれた民医連という組織(延200人の医師が支援)、30年間ずーと赤字でも頑張ってきた組織(こういう組織を潰すことは出来ねえべ)、などなど盛岡医療生協の原点に触れて頂いた。郡山医療生協にも40年の歴史がある。桑野協立病院増改築という大事業を40年の歴史を踏まえ、地域から求められる水準に組織と事業を転換するチャンスと捉えて取り組みことが必要だ。
?.「ジャンプ2000大阪」の集会に40人の代表を送ろうと360万円の資金を集めるため「ここから始まる実行委員会」を組織し、ここまる弁当やここまるワインの販売などを展開した。この運動が建設運動の土台になり、「坐して死を選ぶより闘いを選ぶ」と「マイナスから出発して15億円を集める」建設運動の決意を固めた。ある女性理事が100万円持って来て「遠藤さんやるべ」と言われた時、迷いが吹き飛んだ。自分で決意し、自分から行動する理事会に変わった。理事会の決意と団結、行動から様々なアイデア、方法が生まれると思う。
?.「70を過ぎて、80を過ぎてどうして学習」という質問に対して「学んで元気になって、元気のない若い人を励まそう。ここまで生きてきて、あとは世の中をよくするために貢献する事以外やることないでしょう」と答え、通信教育や学習会に取り組んだ事が力になった。「医療生協って80になっても、90になっても人前で話す事ができるんだ」建設運動に学ぶ運動を位置づける事が大切。
?.盛岡医療生協の方針の柱に「健康寿命を延ばす」「そのために医療生協として出来ることは何でもやる」という話には共感した。遠方の組合員には病院増改築と言ってもピンとこないが、健診を受けた人は医療生協の健診の良さをわかっており、健診を健康づくりに生かすことができる。医療生協全体の運動にしていくためには、今回の計画で健康づくり戦略を具体化していくことが重要だ。
?.盛岡医療生協の事業を見学し、理事会同士で交流したい。

 

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