2013年5月25日(土)

第3回 事務部会総会開催される

 5/23午後、第3回事務部会総会が行われました。今回の総会では第1部として講師に福島大学行政政策学類の丹波史紀准教授を招いて学習講演会が行われました。テーマが「原発事故後の地域変化や貧困問題、医療・介護サービス提供と復興」ということで部会以外の全職場に呼びかけ50名の参加者となりました。
 講演の中では、原発事故による広域避難の調査報告などがされ、家族や地域がバラバラにされた実態やプレハブ仮設より深刻な「みなし仮設」の人たちの孤立化の問題、避難者の貧困問題などが報告され、あらゆる問題を「福島に全てを封じ込められている」「被災者とは誰か?」などの問いかけがなされました。また、「避難する権利」や「そこに住み続ける権利」を尊重し、これからの地域の問題を住民自らのチカラで解決していくことの大切さが示されました。私たちが進めてきた「核害対策」のスタンスと共通する点も振り返りながら、今後の健康づくり、まちづくりに活かせるヒントを得ることができた学習会となりました。
 第2部から事務部会総会がおこなわれました。総会参加者は34名でした。2012年度の活動報告では、この1年間取り組んできた1年次2年次職員学習交流会、エルダー研修会の報告と共に1年次2年次職員とそれをサポートをしてきたエルダーからそれぞれ振り返り報告がなされました。2013年度方針では、この間の部会活動をさらに前進させるために引き続きの学習交流を進めつつ、ローテーション、スキルアップ(ふくしま復興塾受講、福島大学後藤教授主催学習会参加、民医連統一会計推進士養成講座の受講、民医連事務(経営)幹部学校参加)を進めること、キャリアモデル(パス)の策定に着手し、事務系職員の育成プログラムが提案されました。また、今年度の活動計画と役員体制が提案され確認されました。
 

 

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