2013年5月11日(土)
福島県生協連が消費者功労賞「内閣総理大臣賞」受賞!!
(功労概要)
県内の生協が協力・協働して活動の輪を広げ、相互に啓発し、活動の充実・向上を目的として創設。震災後は、被災県ならではのプロジェクトを他の団体等と協同で迅速にかつタイムリーに立ち上げて実践し、顕著な成果を上げる。
福島の子どもたちに外で思いきり遊んで欲しいという思いから、県内団体と連携して「福島の子ども保養プロジェクト」として週末に低線量地域で行う保養に取り組んでいる。受け入れ先は全国各地で行われ、福島県内の取組にとどまることなく、多様な団体、日本全国へと広がっている。平成24年11月末までに保養した子どもと保護者は12,189人となっている。
「風評被害と生産流通問題プロジェクト」では、食品放射能測定器を購入し、放射能に関する理解を広め、また、食の安全・安心の学習を通じ、放射能防護の在り方を模索。
「土壌スクリーニングプロジェクト」では、福島市の全農地の放射性物質の分布状況を測定し、土壌の汚染状況を詳細な単位で明らかにすることで、汚染状況に応じた対応が可能となり、風評被害の防止にもなり、農業の維持と食の安全の確保に貢献。また、全国の生協から参加したボランティアの測定者には、生産農家との交流などの体験学習を実施し、地元に帰ってから「福島を正しく伝える伝道師」となる養成の役割も果たしている。