2013年6月27日(木)

私たちが取り戻したいのはもとどおりの生活!

「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟学習会開催!


 6月22日(土)午後1時30分から桑野協立病院2階会議室で、けやき法律事務所の安藤裕規弁護士を講師に福島原発訴訟の学習会を行った。理事、核害対策委員など40名が参加した。この裁判は、原告が、福島県と隣接県の放射汚染に曝された住民(避難した人も含め)がなる。被告は、原発事故に責任を負う東京電力と国である。「放射能に汚染されていない環境で生活する権利」を侵害されたという幸福追求権に基づき、?.事故による放射能汚染のない状態に戻せ?それまで毎月の慰謝料を支払えというものである。郡山市の事故前の放射能毎時0.04マイクロシーベルトに戻せということであり、環境権に基づく戦いでもある。そして重要な目的は、福島原発事故についての国と東電の責任を明らかにして、その事を通じて、?現状の回復(もとの福島を返せ)?原発の廃炉?住民の健康対策の充実?完全な賠償の支払いなどを要求するものである。この様な訴訟を政策形成訴訟といい、損害賠償を要求するだけでなく平和的生存権や幸福追求権を侵す原発の廃炉を要求する権利を争うものである。原発事故は県民に分断、対立を持ち込み、複雑で構造的な問題を投げかけている。しかし、国と東電に責任を取らせる事では一致点があり、この一致点で大きく広く闘う戦線を構築していくことが求められる。個人による参加が基本ではあるが、郡山医療生協としてこの取り組みを推進したい。

(宮田)

 

2013062701.jpg
 

閉じる