2013年8月19日(月)

医療生協人として核害に立ち向かっている姿に感動

医療生協人として核害に立ち向かっている姿に感動 

浜北医療生協 加藤優子
 

 
 桑野協立病院の皆さんが私たちを手づくりで、ものすごく心のこもった歓迎をして下さった事、本当にうれしく、うるうるしてしまいました。心もお腹もいっぱいになりました。ありがとうございました。
 感動もありましたが、学んだ事もいっぱいです。まず「健康づくりチャレンジ」のとりくみです。何より、あまりむずかしそうでないコースが殆どで、しかも参加費無料はとてもありがたい。浜北ですぐにでも取り組みたい事と思いました。これこそ「地域まるごと健康づくり」につながります。
次に「健康診断」で、17項目もの無料検診があるとの事、これは組合員にとってはたまらなく魅力です。たとえかかりつけの医師が他の医療機関でも、検診は医療生協にとなる事でしょう。私の支部では、組合員をおさそいする時に、「具体的にメリットのあるものがほしい」とよく意見がでますが、この様にお得感いっぱいだと、話ができないといっている人でも胸をはっておさそいできるなあと、うらやましくも感じました。
 又、病院内には、放射能測定器と食品放射線量測定器が導入されており、これらも又、いつでも誰でも無料で測定できるとの事で“すごい”の一語につきました。
 こんなに無料がいっぱいあってお得感満載の医療生協なら、「健康づくりチャレンジ」や「検診」の度ごと、一気に組合員が増えるのかと思いきや、意外とそうではないというお話に驚きました。「2年後、3年後に増えれば良い」と長い目でみているとの事、すぐ結果を出したがる自分自身を反省しました。
 子どものいない草が生い茂っている公園、除染土の仮置き場や仮の仮置き場が隣にある生活、こんな暮らしがずーっと続いて良い筈がありません。中間貯蔵施設は東電の本社ビルにしたら良いと本気で思います。
 「3.11その時私は」の冊子を読ませていただきました。その時「真っ先に患者の安全を確保し、確認でき、落ち着いたら家族の事を思った」と殆んどの方が書いておられます。プロとは言え“すごいなー”と感じました。
 あれか2年半、子どもの事、将来の事いろいろ思い悩む事も多いと思いますが、この核害の町で医療生協人として前向きに立ち向かっておられる皆さんの姿にふれ、本当に感動・感激しました。
 次回又交流できる機会があれば、こんどは支部長さんや組合員さんとお話ししてみたいなと思います。土日の貴重な時間を私たちのためにさいて下さり、感謝申し上げます。ありがとうございました。

尚、研修させて頂いたほんの一端をまとめてみましたので、掲載させていただきます。(8/16?18浜北平和フェスティバルにて展示)

 

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