2013年8月28日(水)
今回の原水禁では、数多くの貴重な体験をすることが出来ました。特に8月9日11時2分、長崎に原爆が投下された時間にその長崎という場で黙祷を捧げることが出来たのは非常に感慨深いものがありました。広島、長崎の原爆投下から68年が経ちましたが、現地の人々の悲しみ、憎悪が消えることはありません。むしろ後世に伝えていかなければならないのです。これは我々福島県民も同様のことだと思います。今後、福島県でも震災以降の二世が誕生するわけですが、長崎ではいわゆる被爆二世の方々をネガティブな意味で捉えるのではなく、希望、未来と捉えています。福島でも同様、私たちの希望、未来です。我々は後世に伝えることに加え、風化されることのないよう、福島から発信すること、それは一時的ではなく、発信し続けることが役割だと思います。そして発信すればこれだけ全国、各国の人が集結して広島、長崎、福島のために共に考え、共に行動し、共に戦ってくれる仲間がいます。彼らに負けないよう行動するのが福島県民の使命ではないかと考えております。
郡山医療生協 高橋聡(医事課)
折鶴を原爆資料館に届ける高橋君