2013年10月 5日(土)
秋晴れの日曜日、水橋健康まつりにお招きいただき行ってきました。齋藤先生を支援に出してくれたところでもあり、お礼はもちろん、齋藤先生にお会いできるのを楽しみに行かせて頂きました。富山日帰りという強行軍ではありましたが、正味5時間の滞在で感じたことは富山の自然の素晴らしさ、立山からのきれいな水と広大な田園地帯を車窓から見ながら、福島の失ったものでした。土や水が如何に人間にとって大事であるかです。物を生み出す大地や水が汚染されるという事の重大性です。
健康祭りは、組合員さんの活気と笑顔、医師も参加の温かみのある素晴らしいもでした。地元の中学生の方たちの太鼓でオープニングを飾り、そのあとに「福島の今そしてこれから」というテーマで話をしてきました。みなさんの感想は「現場の生の声が聞けて良かった。全国組織の強みや良いところがわかった。本当に現場は大変だったのだ、自分だったらできるだろうか…」などでした。遠く離れた富山、ご縁がありつながった仲間です。一緒に福島を風化させない運動をお願いしてきました。
そして、齋藤先生はとても元気でした。桑野での診療の中で出会った被災者の方々の声に寄り添ったエピソードを話して下さいました。訴えに対する処方だけではなく「どうしたの?」と一言かけることで様々な苦悩を話されるケースが多くあった事など、患者さんの話を聴くという先生の姿勢に感動しました。今度は桑野の増改築まつりで富山の皆様にお会いできることを楽しみにしています。
石井 智子